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「塩野屋絹だより」カテゴリーの記事一覧
絶滅危惧衆の仲間である朝倉玲子さん(超美味しい!オリーブオイル、オルチョサンニータ)
のご紹介で、お付き合いが始まったLa Vida(ラ・ビーダ)さん。
そこは、なんと家具屋さんでした!
絹屋が家具屋へ???というところでしたが、
三代に渡って職人さんを抱える木工家具屋さんであるLa Vidaさんは、
現在では住宅をはじめ、食品や生活雑貨までを扱い、
心地良い生活というものを提案している、
そんな感じの素敵なお店でした。
入ってすぐに近寄ってしまったのが、薪ストーブ!さすが福島~~~。
おまけにお湯も沸かせる、料理も出来る!エコでもありますね。
大きな三階建ての建物を、この薪ストーブ二つのみで温めているのだそう。すごいな~◎
↑上の写真は、朝一番、まだ火を入れる前の状態。
広いお店の1階には、家具や器類。
奥には、朝倉さんのオリーブオイルをはじめとした食品、生活雑貨、ウェア類などなど、
宝探ししたくなるほど、担当の渡部佐知子さんが選びぬいた商品が並んでいます。
今回は、スタッフさんと一部おなじみのお客様へ絹のこと、塩野屋製品についてを
お話させていただくため、商品を少しお届けしていました。
蓋を開けたら・・・
あっという間に皆様と大盛り上がり!
お店の方と、お客様が仲良し~というのが、すぐにわかりました。
左側で絹マスクをしているのが、朝倉さん。
ということで、タオルや靴下ほか、小物を常設していただいております。
他浄肌衣下着なども一部取り寄せご注文も可能。
担当は、渡部佐知子さん。
↓ちなみに2階には、家具がズラリ!かなり素敵ですよ~!
オリジナルオーダーも可だそうで、木材もたくさん。
キッチンでは、朝倉さんが月一でオリーブオイル講習会を開催!
福島方面の方、是非一度お出かけになってみてくださいね。
La Vida
福島県郡山市喜久田町堀之内字地田東15-2
Tel : 024-959-3333 Fax : 024-959-3725
Open 10:00-19:00 Close Wedneday
<おまけ>
近くには美味しいお蕎麦屋さんが。ちょっと変わった食べ方も有り。
蕎麦はモチロン、蕎麦がき&朝鮮人参天麩羅最高でした!
手打ちそば処「わき水」
福島県郡山市富田町字塩ノ草37-17
℡・FAX 024-952-6646
遅くなりましたが、今年も年初めのご挨拶、
秋櫻舎さんをお尋ねしました。
いつも楽しみなお玄関のディスプレイ。
この日は・・・なんと、ぺこちゃん!?しかも、かわいいお振袖姿!
どれだけ可愛らしいのでしょうね。
もちろん、着物はお正月用にお着替えさせてあげたオリジナルだそう。
(ちなみに、前回は素敵なお雛様飾りでした)
雪持ち梅のお着物&帯姿の中谷さんと、
ならんで、ハイ、ポーズ!です。
ちょうどお昼時、テラスに咲く梅を眺めながら、お話。
終了後は、美味しいまかないをご一緒させていただきました。
ごちそうさまでした!
さらに、実験です!
其の二.御召着物がどっぷり水に濡れたらどうなる?
袖一枚に、霧吹きでしゃあしゃあと水を吹き付けました。かなりの勢いで。
そして、ご覧の通り・・・
上方に、大きな丸模様ガふたつ、下方はギュッと縮みました~。おみごと!
上側の一枚が特に縮んで、下の一枚との差が1cm以上でしょうか。
でこんな風に部屋干ししてみました。
そして、放置すること一晩。
翌日見てみると・・・
あ、ら・・・結構戻っています。何もしていないのに!?
1cm以上縮んだ差は、ほんの2~3mm程度に。
これも、当て布をしてアイロンをかける(縦方向にかけます!)と、ほぼ元通り!?
実は、この実験をする前にこんな二つの実体験を聞いていました。
ひとつは塩野屋スタッフの数年前の話、
「台風にあいました!」
着物を着て出かけた後、どうしてもの打ち合わせがありましたが、
そんなときに限って台風=大雨に遭遇!
駅からの道を歩くうちに、御召着物(袷仕立)の裾が、ぎゅーっと縮まってしまったそうです。
あー、これはもう、仕立て直さなければいけない~~~!
と、ショックを受けていたものの、家に帰ってタオルで水分をふき取り、
着物ハンガーへかけて寝ました。翌朝・・・
・・・?と、ほとんど元に戻っていたそうです。アイロンもなしできられる程度だったそう。
厳密には数ミリなりの変化が無かったわけではないかもしれませんが、
着て出かけるのに不都合無し。
そのままずっと着続けているそうです。
ふたつめは、お客さまからのお話、
「出かける直前に御召が縮んじゃいました!」
昨年末、御召を着て忘年会を!ということで、お客様3名様とお食事に。
そのうちのお一人、N様は仕立てあがったばかりのおNEWの絣御召姿。
「今日出かける前に、しつけを取って、ハンガーにかけておいたら、
窓が結露していたらしく、裾の端が縮んじゃってて帯状に跡が!
あれー!と思ったけど、下前で見えないからいいや!とそのまま着て着ちゃったんだけど・・・
ほら!ここ~!」
と、裾をめくって見せてくださったのですが・・・
「え?どこ?」
「あれ?元に戻ってる!???」
ご本人もみんなも、びっくり!
特に何もしなかったそうですが、見た目には全くわからないほどに元通り。
「塩野屋さんの御召、すごいね~。これからは恐がらずに、もっとどんどん着てみます!」とのこと。
両方とも写真が無いので、残念(笑)、ですが、両方とも実体験からのお話。
どんな御召も、大丈夫、というわけではございませんが、
少なくとも塩野屋の御召、多少縮むくらい、大丈夫!大丈夫!(笑)
食べ物など色やヨゴレの場合は、また話は別ですが、
とにかく縮むことを恐れるより、着心地のよさをどんどん味わってくださいね。
もちろん、シミやどうしてももどらない縮みなどは、
塩野屋でご相談お受けいたしますので、お気軽にご連絡下さい!
ちなみに、パール○○○加工などは、生地を固めてしまい、逆にスリップしたり、
風合いが育つのを妨げるので、塩野屋ではオススメしていません。
コート類や、帯ほか、どうしてもの場合は、御召に合う撥水加工のみをさせていただきます。
こちらも、ご相談ください。
絹は生きものです。
特に、丈夫な御召は着る毎に風合いが育ちます。
大切なお蚕さんの命が、箪笥の肥やしにならない様、
たくさん着てあげてくださいね。
店頭でお客様によく聞かれることがあります。
「御召って、水に濡れると縮むんですよね?最近は縮まない御召もあると聞きましたが、
この御召は縮みませんか?」
答えはモチロン ⇒ 「水に濡れたら縮みます!」です。
塩野屋の御召は、横糸として”御召貫(おめしぬき)”とよばれる
強撚糸(きょうねんし。2500回以上/mの強い撚りをかけ手ある糸)を入れているため、
横方向に伸縮性があります。
ゆえに、水を含むと横糸が縮むということです。
この性質は、マイナス点だけの様に言われていますが、
この伸縮性ゆえに、丈夫さ、弾力性のある着心地のよさを兼ね備えているのです。
「とはいえ、実際着るときに水がこぼれたら・・・と気を使います」ともよく言われます。
で、ちょうど縞御召を洗い張りする前に、ついでに!と実験をしてみました!
其の一.御召着物に水が垂れたらどうなる?
わかりやすいように、糸で囲ってから、水をボテッとたらしてみました。
ハイ、水ジミできあがり!
そこに、手アイロンです。
自分の手のひらを当てて、動かさずに数十秒。
すると・・・
少し薄くなってきました。そしてさらに、もう少し・・・。
ハイ、輪ジミにもならずに、きれいに乾きました。
多少の水滴なら、あわてずに手アイロンでじんわり温めれば、すぐに乾きます!
なんたって絹ですからね!
さらに、実験・其の二につづきます・・・。
*写真は、縦縞柄の着物の袖の一部。
横方向においてあります!
*御召の製造の秘密、こちらでもご覧いただけます~↓↓↓
「御召の特徴」
「御召が出来るまで」
まだまだ さぶい さぶい 京都の冬は続きます。
12月の社長の誕生日に、お母さんが作ってくれたのがコチラ。
「これ、お母さんが作ってくれたんや、”おでんち”。」
「お・・・???なんですか~???」
東京スタッフには初耳のコトバ。
「”おでんち”」や。
「なん・・・”おでんち”って???なんなんですか?
この背負い真綿みたいなもののことですか?
ちょっと、どんな感じか、背負ってみてください!!!」
「こうやろな。もちろん、服の中に直に着るんやで。
あったかいでー。着物の時もええで。」
その後、仕立屋さんが見えたので聞いたみたが、やはり”おでんち”と言うらしい。
フシギなコトバですね~。語源は何でしょうか。
でも、本当に軽くて暖か。そして、なんだかかわいいですね。
これも、さぶいさぶい京都の冬を越す工夫なのですね。
ちなみにこちらは、塩野屋の風羽シリーズの生地に真綿を挟んで
ちくちくと手縫いされております。
母の愛ですねー◎◎◎
さぶい さぶい夜、火鉢で炭をおこします。
で、楽しみなのがコレ。
粕汁などをつくる酒粕を、板状のままじんわりじんわり・・・
火箸で返しながらあぶります。
ちょっと焦げ目がついたら出来上がり。
そのままでもおいしいけど、
服部家の食べ方は、お醤油+お砂糖をちょいとつけて、甘辛で。
昔、お祖父ちゃんがよく食べさせてくれた懐かしい味です。
2009年、丑年の一年が始まりました。
毎年、京都の養蚕農家・桐村さんの奥様が自家製の繭から作ってくださる干支の繭人形。
今年も、年末に届きました!
で、玄関でお正月を演出。
今年の丑さんは、ちょっとかわいく、でも凛々しい感じ。
アップはこんな感じ。↓↓↓紐がついて根付になっています。
新宿伊勢丹「京都展」でも、縁起物の品として、人気者でした!
1個ずつ形の違う繭から手づくりされた丑さんは、表情がみんな微妙に違います。
¥1000/1頭
代表・服部も丑年生まれ・・・そう、なんと今年は年男!
本年も、どうぞ日本の繭をよろしくお願いいたします。
本物をつくり続ける仲間”絶滅危惧衆”の新メンバー、
オリーブオイルのオルチョサンニータさん。
代表・朝倉玲子さんが全国を駆け回って伝道している
”オリーブオイル講習会”も大人気!
ということで、過日参加してきました。
今回は、埼玉県ふじみ野市のサンスマイルさんという自然食品店さんの企画で行われました。
こちらが、朝倉さん。
オリーブオイルの使い方基本ポイント、目からウロコを的確に教えてくださいます。
この日は5品をつくりましたが、
特別気に入ってしまったのは、やさし~味のするミートソースパスタ。
野菜の甘みがかなり引き出されていました。
美味しいパスタも、朝倉さんのオリジナル商品です!
それと、日本では珍しい塩漬けケッパー(大っきい!)をつかったトマトソースの魚ソテー。
ケッパーって、サーモンについてくる以外、食べようと思ったこと無かったかも
(↑ケッパー自体がわかりにくくてすみません)
HPでは、商品紹介のほか、美味しいレシピも紹介されています!是非っ!!
「オリーブオイル講習会」情報は、絶滅危惧衆HPスケジュールでも
紹介されていますので、ご参考下さい!
また、最近では福島版朝日新聞、asahi.comなどで取材され、
specialな”アサクラオイル”が予約完売になるという反響ぶりだったそう!
朝倉さん、おつかれさまでした!
記事をお読みになりたい方は、こちらへ~ ⇒ asahi.com
他、朝倉さんのブログも楽しいですよ~。
あの明るい語り口調が、聞こえてきそうです。
体調を考えて冷え取りを始め、シルクに目覚めた!という朝倉さん、
10/1以後のページで、塩野屋についても書いてくださっています!
お蚕さんが糸を吐き始め、足場とするのが簇(まぶし)。
最近は、回転簇(かいてんまぶし)というダンボール製がほとんどです。
↑今年秋の「都浅黄」種の営繭の様子。
でも、お蚕さんは藁製のほうがつくりやすかも?
特に、玉繭(2頭で1つの繭をつくるもの)をつくらせたいときは、
藁簇のほうが効果的。
↑「都浅黄」と「小石丸」が繭を作った藁簇。
塩野屋では、来年の養蚕に向け、藁簇を譲ってくださる方、
または作ってくださる方を探しています。お心当たりの方は、京都本店・服部宛までご連絡を!!
↓ちなみに、こちらはプラスチック製簇に糸を吐くお蚕さんです~。
12月13日 毎年北野天満宮で「大福梅」の授与が始まります。
朝一番で、並んで買いに行きました。
人出も多く、みなさんたくさん戴いているようです。
報道陣も多く来ていました。
この梅は、お正月の祝儀としていただくと良いという縁起物。
中には、かちかちになった梅6粒と、裏白(潔白をあらわす)が。
梅は、もちろん天神さんご自慢の梅園にて採れたもの。
来年は丑年ですね。境内には個性あふれる牛さん達がたくさんいらっしゃいます。
来年もいい一年でありますように!
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