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「絹と健康」カテゴリーの記事一覧

角真綿を薄く引き延ばし、
何枚も何枚も重ねて作る真綿布団。
昔は各家庭でつくられていたそうですが、
最近は羽毛布団などが出てきてめっきり減っています。
でも・・・
  *何といっても軽い!
  *保温性高く、もちろん暖かい!
  *アレルゲンが少ない
    ⇒綿ボコリがでない上、抗菌性がありダニなども出にくい  
  *湿度を保つのでお肌にもよい
  *何より柔らかく気持ちよい~!
などなど、とても優れもの。
そこで先日、うたた寝布団作り教室で
作り方を教わってきました。
CIMG2358_300.jpg
↓↓↓ これは、110cm×85cmサイズ ↓↓↓
うたた寝布団_300.jpg
写真右下の25cm角の真綿を引き伸ばします。
今回使った真綿は80g。
いったい何枚重ねたことでしょう!!!?
ちなみにこの水色カバーは綿の二重ガーゼ。
四隅を糸で縫いとめるだけで、中はずれません。
この上にさらに、汚れないようにと
洗える絹カバーを作ってみる予定です。
ほんまに、触っているだけで幸せな気分!!
寒い冬には、お布団の一番下の肩掛けにもよいですし、
昼間のひざ掛けにも、バッチリ。
手放せなくなりそうです。

昨年12月17日に京都本店で行われた
絹セミナー「絹が人類を救う」。
講師の古恵勉先生ご自身のがん体験をきっかけに絹を研究し、
平成11年に一冊の「絹が人類を救う」にまとめられました。
古惠本_s.jpg
 
   著者:古惠 勉
   発行:文芸社
   定価:¥1,260(税込)
「絹と活性酸素」という理論的テーマから、
何よりも、検証データ、周りの方に起きた実例がたくさんかかれています。
  
先生は、今もお元気で日本中で講演されているそうです。
その模様は、こちらもどうぞ!
  ⇒ 絹セミナー
書籍は、塩野屋でもお取り扱いいたしております。
ご希望の方は、京都本店までご連絡下さい。

今年から始まった京都・福知山産の繭でのものづくり
(詳細はコチラもご覧下さい。 ⇒「塩野村の農場便り」)
6月19日に今年初の春繭集荷がすみ、
生繭の状態のまま(さなぎから蛾が出るまでの短期間の作業は大変なので、
普通は一度乾燥させて倉庫で保存するが生の状態のままのほうが良い糸がひける)、
長野県の宮坂製糸さんで座繰り製糸(ざぐりせいし。手作業によって繭から生糸を引く)
をしていただき、さらに一部を滋賀県の近江町真綿にしていただきました。
これがその真綿。
角真綿_1_s.jpg
6個の繭で1枚の真綿にして、4枚重ねています。
(=24個分の繭・約8g、26㎝角)
角真綿_2_s.jpg
数時間煮た繭を、広げて木枠に重ねてつくるのですが、
縁を薄く一面を均等にするにはとても手間と技術がいります。
これを使いたい形に伸ばしたりカットしたり・・・。
縁を少しずつ延ばし、優しく全体を引っ張るといくらでも伸びていくのが真綿の特徴。
角真綿_3_s.jpg
角真綿_4_s.jpg
角真綿_6_s.jpg
糸状にしたものを使うのには、織物をする方以外、使用用途が限られてしまいますが、
綿状であればアイデア次第!
例えば・・・
  *真綿布団、薄掛け布団をつくる
  *首や背中など素肌に直接巻いて、風邪予防
  *お着物など大切な衣類の汚れを取る
  *コットンのような大きさにカットして化粧水をつけてお顔にパック!
  *大切な器や道具を包んでおく
などなど・・・
もちろん絹100%の特徴そのまま。
軽くて柔らか、綿ボコリも出ませんのでアレルゲンも少なく、
湿度・温度の調節が抜群です!
コットンの綿とは全く違うものですから
是非オリジナルの使い方を考えてみてください。
こうして蚕⇒繭⇒絹糸or真綿⇒織物、他・・・
それぞれの可能性を広めていくことで、日本に養蚕業を残していける
お手伝いが少しでもできたらと思います。

皆さん、まずは絹の真綿に触れてみてください!
触っているだけで幸せな気分になりますよ。
*この福知山産生繭からとった真綿もお分けさせていただきます。
 ¥1,050/袋(上記同様、4枚重ね)です。
 ご希望の方は、京都本店へ、
 またはメールにてお問い合わせください。
*このほか、宮坂さんで製糸していただいた糸を使っての織物づくりについては、
 今後もレポートが続きます。
 8月19日発売の「きものサロン」誌にても、壇ふみさんによる蚕種(卵)への取材が掲載され、
 次号で宮坂製糸、そのまた次号で塩野屋の織物と続きます。
 こちらもおたのしみに!

「絹と健康」をテーマに創られた「浄肌衣」シリーズは、1990年の発売以来多くの方々に、ご愛用いただき、数々のお便りをいただいております
そんな浄肌衣の素材へのこだわりを、是非知ってください。
1.「国産春まゆ」
蚕は家の中で人工飼育される家蚕(かさん)と、野生で育つ野蚕(やさん)の2種類があります。
家蚕(かさん)は現在ではほぼ1年中飼育できるようになりましたが、昆虫である蚕にとって晩春にまゆをつくる方が自然の摂理にかなっています。
春に芽吹いたばかりの桑の葉を食べて育った家蚕がつくるまゆは春まゆと呼ばれ美しくて品質の高い絹糸がとれます。そんな国産の春まゆを塩野屋では選んで使っているのです。
2.「長繊維(ちょうせんい)」
一粒のまゆからは約1200~1500mの1本の糸がとれます。
そのはじめとおわりの弱い部分を除いた真ん中の強い部分(約1000m)を何本か束ねて製糸した糸が原糸と呼ばれる長繊維(フィラメント糸)です。織道楽 塩野屋の製品は長繊維だけを使っています。それらの長繊維をたくさん束ねて撚り上げることでより強い糸になります。
たとえば浄肌衣のボディタオルの1本の糸には、まゆが縦糸で約20個、横糸で約40個、使われています。(一般的なニットの絹製品は、製糸工程でできるまゆ毛羽やくずまゆなどを原料にした短繊維を化繊芯に巻き付けて紡いだ絹紡糸で作られています。そのため洗うと絹糸だけ抜け落ちるなど品質はあまり良くありません。)
3.「強撚糸(きょうねんし)」
浄肌衣シリーズは、横糸に2500回の強い撚り(1mあたり)を入れた強撚糸を織込んでいます。
そのため、水に濡れると横糸の撚りが戻り、生地に独特のシボが生まれます。西陣でも伝統の技法を使っているのです。何度か洗っているうちに縦糸と横糸のバランスがとれ、縮まなくなり、徐々に柔らかい風合いになっていきます。この感覚が浄肌衣の特徴のひとつです。
以上のようなこだわり素材を、製糸から撚糸、製織、縫製にいたる延べ2ヶ月間、50工程をノンケミカル(非化学的処理)と職人達の手作業にこだわって、商品は創られていくのです。
そんな実際の製造工程も見学することができます。
本物の職人技を間近に見ることができるのです。
⇒「柳条縮緬工程ツアー
貴重な体験と共に、塩野屋の思いに共感いただければ幸いです。

絹はタンパク質を主成分とした繊維なので皮膚の汗や汚れを吸収しやすく、そのままにしておくと汚れが落ちにくくなり黄変するなど繊維が早く痛んでしまいます。
着用後できるだけ早く汚れを落とすようにしてください。
塩野屋の絹製品はご家庭で手洗いできます。
ぬるま湯に少量のシルク用洗剤をいれて、押し洗いや振り洗いしてください。
汚れのひどいところは軽くたたくようにして洗ってください。 その後、軽く脱水し陰干しして、必要に応じてアイロンをかけてください。
ちなみに、化学染料は絹にダメージを与えるため塩野屋の浄肌衣は、草木染をしています。
草木染は、日光や汗、洗濯によって洗うごとに少しずつ色があせていきますが、塩野屋ではリユース(再利用)の為、染め直しなどもいたしております。
そうやって、修理しながら長くご愛用いただければ、私共としましても嬉しい限りでございます。

絹には他の繊維とは違う、大きく三つの特長があります。
■吸湿性・放湿性が良い
絹には水分の吸湿性が綿の1.3~1.5倍あり、さらに水分を発散させる放湿性は綿が60分で放出する水分を40分で放出してくれます。
私達は1日2リットル近い汗といっしょに老廃物を出していますが、絹は吸った水分を手際よく吸収・放出するので余分な湿気を残しません。
私たちの生活環境に適合し快適な着心地を保つことのできる繊維です。
■難燃性が高い
絹は衣料繊維の中で最も燃えにくい繊維です。
化学繊維は200度前後で分解、溶融、燃焼し有毒ガスを発生しますが、絹は300~400度にならないと燃えず、有毒ガスも発生しません。
また、溶融もせず肌から簡単に剥離するため万一の時にも安全性の高い繊維です。
■紫外線から肌を守る
絹は一般的に紫外線に弱く黄変するといわれていますが、それは紫外線を吸収する性質があるからです。つまり、絹は有害な紫外線から肌を守ってくれるのです。
さらに、シルクは軽くて涼しいので、夏にはぴったりの衣服ではないでしょうか。
以上の特長から、塩野屋では肌に触れる部分にはシルクが最も良いと考えているのです。

まず、絹糸の構造について、簡単に説明したいと思います。
まずは、どうやって生まれるのかという事から。
絹糸を生み出す蚕(かいこ)は、脱皮を重ね5齢期になると食べた桑の葉から絹たんぱく質を合成します。その後、糸を吐いてまゆをつくり、その中でさなぎとなり、約1~2週間後変態して、蛾となります。
その間、まゆは蚕に必要なモノを外から吸収し、不必要なモノを外に放出する生命維持装置としての働きを果たします。そのまゆから細い糸を引き、それを束ねて絹糸が誕生するのです。
ちなみに、まゆから取れた長い1本の糸は 2本のフィブロインと、それを取り巻くにかわ質のセリシンという 2種類の異なった性質のたんぱく質からできています。(その断面は丸ではなく、三角形なんです。)
絹糸特有の光沢や柔らかさを出すための「精練」という加工によって、セリシンは除去されることが多いのですが、塩野屋の製品は生地に張りを出し、長持ちさせる為に、ある程度セリシンを残しています。
という事で、動物性の100%天然成分から成る糸であるという事を、まずはご理解くださいませ!

絹と健康について記す前に、改めて、私たちのポリシーを伝えておきたいと思います。
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私たち「織道楽 塩野屋」は西陣織の伝統と技術を受け継ぎながら、これからの新しい織物の世界を
提案し、織の道を楽しむことをコンセプトに「もの創り」をしていきます。
『織』
西陣織の技法により、シルクの性質を生かし「健康や生活に役立つ」をテーマにものづくりをします。
『道』
塩野屋の製品は”使い捨て”をしないでください。染め替えをする、廃品回収をするなどリユース、リ
サイクルの道をめざします。
『楽』
人や地球にやさしくなると仕事が楽しくなると塩野屋は信じています。地球環境に悪いものは創りた
くありません。
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このコーナーでは、上の『織』で述べている「シルクの特質を生かし健康や生活に役立つ」内容を、
いろいろとお伝えしていきたいと思っています。質問等ございましたら、お気軽にご連絡くださいね。

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