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モノを作るには材料が必要です。その材料の作られ方とか加工の仕方まで知って材料を選ぶことがモノ創りをする人間には大切な条件のひとつになります。今までは物自体の形とか装飾性を重視しその差異を競うのが創り手の大きな関心事でした。
しかし、大量生産大量販売方式は大量の材料を消費します。モノというゴミを作っているとしたら、地球資源をゴミの材料にしていただけだったと言うことになります。
その進展を促してきた今までのビジネスこそ環境破壊の元凶の仕組みではないでしょうか?今こそビジネスで悪くしたものは、ビジネスで良くするという考えが必要と思います。そういう想いで環境保全型ビジネスの隆盛が望まれます。
塩野屋では、5R運動を提唱することにより生産者の考え方をリストラクチュアすることを促し、消費者の支持を得て、経済的にゆとりのある21世紀型ビジネスを考えています。
塩野屋がその実例を示し情報革命を通して消費者の意識面の革命を図るのが、我々の環境保全型ビジネスの目標です。特に生産者同志が連携を持った新しい販売システムの構築を目指します。
ビジネスで悪くしたものはビジネスで良くする。
互換性の効くパーツ生産を産業革命後促進して、大量生産・消費の方向に人々を誘導する手段に、デザインという概念を使ったのが衣服業界ではファッションビジネスの本質でした。
その結果もたらされたものは、環境破壊と人々の所有欲求や差別欲求を掻き立て、環境破壊をする事でした。
これからのビジネスは創造欲求を人々に訴えて商品創りをして、環境を改善し育成するビジネスに転換させなければならないというのがこの趣旨です。
売上の数%を環境投資に各企業が投資するのも大切です。そのための仕組みが急がれます。
手創りの職人技を守り、日常に使える品物を提案する。
その昔、西洋ではウイリアム・モリスがレッサーアートを叫び、日本では柳宗悦が民芸運動を興しました。
共に日常を重視した観点から観るモノの製造とその美意識を提唱したのでした。
現在の日本ほど荒廃した文化の中で暮らしている人々も珍しいですが、手創りの手法はまだ日本各地に現存し、職人技は残っています。これらは世界に誇れる高度な職人魂です。これをいかに今の生活に役立てて、ライフスタイルの転換に応じた品物を生み出す仕組みに変えていけるかというのが大切な日本の使命だと思います。
素材を活かすレシピを開発して、21世紀型ライフスタイルを
日本から和のコンセプトに乗せ伝える。
最終目標は消費者が創り手になるという人類の振り出しに戻ることです。ただ現在は文明や科学技術や通信情報技術が個人が使える時代にあるのでこれは可能だと考えています。
生活の質を考えると素材こそ大切です。質の高さは素材を観ぬく目を養います。素材創りは日本の中にきっちり守られて存在しています。伝統技術から作り出される品物は本来生活における素材の確かさの提供でした。
生産を消費者である自分の手に取り戻すことがこれからの人類の課題だとも言えると思います。素材を活かすレシピを衣食住全ての分野で考えましょう。
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