京都本店ものがたり

~西陣千本通りにお店を構える~

1200年の歴史を持つ京都において、南北に伸びる千本通りは、平安京の時代から京都の中心通りでした(当時の名は朱雀大路)。そして、昭和40年頃までは、西陣織の隆盛と共に西陣の職人や多くの人々で賑わう商店街であり、夜遅くまで憩いの場でもあったのです。
ところが近年、西陣織の衰退と共に千本商店街も寂れだし、所々はシャッター通りの様相を呈しています。

塩野屋は西陣地域に住む職人の技を大切に、300年以上もこの地で物創りをしてきました。現在14代の私の代になっても、職人技を維持発達させる為に、日常品の中にその技術を出来るだけ活かす方向性を取り続けてきました。
ただ、京都のお客様、京都にお越しいただけるお客様には、常時開いているお店がなくご迷惑をおかけしておりました。

そこで、2004年の春のことですが、西陣地域を盛り上げ、千本通り商店街にもう一度賑わいを取り戻す為にも、職人魂を高めてより良い物を創る為にも、自らその商店街の一員となり地域に活力を与えるべく、本格的なお店を千本通りに構えることを決意しました。

 

お店のコンセプトは1200年の京都の歴史を感じられる作り手と使い手が出会える場。
この場所に1000年以上も前から人々が住み、物を創り、売り続けてきたという事実を大切にしたいと考え、家の基礎部分の骨組みを活かしたリフォームを実現しました。
もちろん内装及び外装には、塩野屋の美意識をふんだんに表現しています。

一階の正面は土間になっており、その中心に手機を据えて手織りを誰もが体験できる場としています。
奥の別室では草木染の実習も出来て、人々にもう一度つくる喜びを感じてもらえるようにしました。
また職人の工房も訪ねるツアーを時々行うことも、製造責任の一環として実施致します。

両鬼門には白砂を敷き、いつも美しく掃除して、社員もお客様に上質なサービスを提供できるように努力します。

店内には、他にもいろいろな工夫やこだわりが潜んでいます。
是非ゆっくりとご覧になっていただければと思います。

 


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