以前より、塩野屋と数名の発起人とで検討されてきた「京都繭文化研究会」。
12月の2・3日に、いよいよ第1回発足会が開かれました。
会の目的はは、京都から日本の養蚕復活。
桑・蚕・絹を通じて持続可能な廃棄物ゼロの考え方を活動の基本方針に定め、
そのプロデュースも検討。
「日本の絹」について考え、その未来に新しい道を見出すための研究会です。
現在は個人一人ずつの会員を募っています。
今回も、参加メンバーとして・・・
養蚕業(京都福知山市に3軒残る養蚕農家)、
製糸業(長野に残る座繰り製糸工場)、
西陣十五職人(塩野屋の織物製造の各職人)
ニットメーカー(群馬産繭を使ってオリジナルニット製品を製造)、
eco製品販売(良質なエコ商品をネットショップで販売)、
食品関係(シルクパウダーや、冬虫夏草、他治療食も開発)
教育関係(保育園での養蚕教育を実践)、
大学研究員(学生とともに蚕食や繊維などを研究、ほか)、
研究所農学博士(蚕の育種、ほか)
織物業(ご存知、織道楽 塩野屋)、
そして、一般消費者の方々他と、それぞれの立場からのご参加です。
2日は会の趣旨・規約確認をして顔合わせの会となり、夜は楽しいお食事会。
3日は塩野屋の「本シボ柳条縮緬製造工程」を見学。
まずは下撚り撚糸の西村さんで、自分たちの作った繭や原糸が
美しい糸になるところを見て、キレイですね~と大喜び。
絣括りの水上さんの手業に、びっくり・・・。
本撚りの池田さんと集合写真。
他に染め2箇所もご覧になって、1日見てまわりましたが、
さすがに皆さん、とてもご熱心でした。
今後も、さまざまな活動をしていくこととなる予定でおります。
この会にご興味御ありの方には、資料をお送りさせていただきます。
お問い合わせ、お申し込みは、京都本店、
またはe-mailまで・・・。