屋上に吊るされた袋の中は、
昨年秋に京都・福知山で育てられた繭。
この中に蚕がぬくぬくと眠っている?
イヤ本当は、すでに冷凍保存された繭を冬の寒風の中で、
自然乾燥させているところです。
僕のカンではすばらしい糸が採れるはず!!
*ちなみに、最近は熱風乾燥させて保存するものがほとんどです。
もちろん、糸が切れないうちに(蚕が蛾になって出てくる時に、
繭を破ってきてしまうと1本の糸につながらなくなるから)蛹を
殺してしまうためのものですが、熱風乾燥だと、
同時に繭の糸の水分も抜けてしまいます。
後の糸繰りの際にお湯で煮るとはいえ、やはりある程度のダメージは
否めません。
他に、塩蔵という方法もありますが、手間もかかります。