織の道を楽しもう

06年最後の繭 2006年12月21日 15:30
[ 塩野屋絹だより]

蚕を育てられる季節は桑の葉が生えている秋まで。
それ以後は春まで卵の状態で越冬。
でもたまに・・・
孵ってしまう卵があります(笑)。

床の間まぶし_s.jpg
先週本店の床の間では2つのまぶしが掛けられていました。
寒いとすぐに動かなくなる蚕。
ガスストーブつきです(笑)。


夜中もひたすら糸を吐き続けています。
シンとした部屋で耳を近づけると・・・
ピリピリともチリチリともいえぬ、
緊張感のある音がひっそりと聞こえます。

営繭3_s.jpg

営繭1_s.jpg

営繭2_s.jpg

もう数日頑張って繭を完成させてね。


下記が、蔟(まぶし)。
使われない時はこのように畳まれます。
紙製だけど強くて、何度も使えます。
まぶし3_s.jpg
まぶし2_s.jpg
まぶし1_s.jpg

ちなみに昔はこんな風に藁(わら)でできていました。
わらまぶし_s.jpg

 
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