5月10日
今年初めての養蚕が、京都府福知山市で始まりました。
まずは蚕が卵の状態でシートに貼り付けられて
蚕種屋さんから養蚕農家(京都府・福知山市)に送られてきます。
なんと、宅配便です!
シートを開けて蚕が孵っている事を確かめます。
黒く細長いのが、赤ちゃん蚕。白い粒粒が卵の殻。
新芽の桑の葉を小さく切ってシートの上から与えます。
これが”掃き立て”という作業で、蚕が初めてのゴハンを食べる時です。
ほうきを使って蟻蚕(ぎさん。=蚕の赤ちゃん)を掃いたことから、
そういう呼び名なのでしょう。
野村さんが、まだ柔らかな新しい葉を選んで、丁寧に刻んであげます。
離乳食、というところでしょうか。
蚕種屋さんはこの日を計算して卵を孵化させる日を決めます。
これから3日くらいで、1回目の脱皮をして2齢になります。
↑1齢2日目
*ご参考までに*
↓下記は2齢。
↓下記は5齢(糸を吐き出す前の状態)。
綿棒の大きさと比べるとよく成長が分かります。
生まれて3週間で、約1万倍の大きさに成長します。