過日、京都店の机を挟んで、いつになく?真剣な顔の二人。
(左が絣職人・徳永さん、右が塩野屋・服部)
前にしているのは、昭和30年過ぎくらいに織られた絣裂を貼り込んだ設計図。
これをアレンジして、復興柄の新作を織ってみようという相談です。
「ニイチノミツモロの糸を、90スガ、な。」
「ここんとこと、ここんとこは、このパターンが繰り返しで・・・」
「そやから、こっからここまでは、352+264+1472+432で、2520本や」
実は、計算機が必需品。
そう、織物をするには算数もできないといけないのです。
こっちは、染め色のイメージサンプル。
右脳と左脳のバランス・・・大切です。
ちなみにこの色柄は、服部が夜行バスで琵琶湖の朝靄の中を走っていたときに
イメージされたものだとか。
どんな風に織り上がりますでしょうか・・・。
徳永さん、新作楽しみにしています!