織の道を楽しもう

レポート/”色留袖”をお誂え。 ~その1・生地選び~ 2008年10月30日 10:00
[ 塩野屋絹だより]

去る九月吉日に、スタッフ宮沢の妹の結婚式が決まり、
さて、姉は何を着ていくか???
モチロン着物、とはいえ・・・色留持ってない。
お借りするかな~~~、などと考えていた八月。
一年以上前にお願いしていた袋帯地が、「織りあがりました!」との連絡。

「こんなタイミングだし、色留をつくる機会なんて、早々ないよ!」
という、スタッフ石井の声に後押しされ、急遽!
そーだよねー!!帯にあわせてつくっちゃえ~!!塩野屋でお誂えだ~!!!
って・・・それが、あともう2ヶ月ないです~お盆休みもありますよ~~~
というころでした。

ココからが大変、とにかく京都本社へ。
塩野屋の”本シボ柳条縮緬”白生地の中から、色留袖に合いそうな柔らか目の生地を選びます。

CIMG6098_400.jpg

そして、選んだのがコレ。

CIMG6101_400.jpg
この画像では良く判らないかもしれませんが・・・
実はコレは、2006年に初めて塩野屋が京都の養蚕農家さんに直接契約で、
”都浅黄”種の繭をお願いし、それを生繭のまま座繰りした糸で織ったもの。
白さと光沢がすばらしく、弾力のある風合いに織りあがりました。
(この生地で、よもぎ染めした色無地は、きものサロン誌に檀ふみさんレポートで
 掲載されていました)
ただ、いつもと違う糸づくりにより、様々な工程でいつもとの差異がでて、
織機との相性によって多少の織りキズもでてしまいました。
と、いうことで・・・そのまま大切にしまわれておりりましたモノ、
有難く使わせていただくことにいたしました!!!

キズのあるところに印をつけて、いいところから使います。
CIMG6102_400.jpg


次は、色柄!
そう、今回は塩野屋の糸染めの織り柄でなく、
友禅です!ゆ・う・ぜ・ん!!
私にはなかなかこんな機会ないので、緊張でした。

               (みやざわ)

・・・・・その2へ続く・・・・・


 
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