以前に数色の色違いで織っていた縞+絣、
とても着易いと評判の柄ゆきでした。
数年前には白・黒で再度織り出しましたが、今回はまた久しぶりに紫で復活です!
そのきっかけは、クロワッサン誌。(詳細は、10月27日ブログ)
このページがキッカケで、何人もの方がこの柄のマフラーが欲しいという
リクエストをいただき、もういちど織り出しました。
下記写真は、経糸(=縦糸)(柄は全て経糸で表現されています)が
梯子(はしご)という道具にかかっている状態。どうなっているかわかりますか?
梯子は、絣柄に染められた糸を、設計図に合わせてずらし、
柄を完成させる道具。
つくりたい柄によって、金棒を梯子状に通し、ずらし加減を調節。
その名の通り、段々になっているところが梯子のように見えます。
(製造工程については、こちらもご参照ください ⇒ 和の学校)
まずは、染め上がった糸が梯子にかかった状態。写真下側から上へと糸が送られます。
手前はまだずれていませんので、紫の染め上がりが横一列に並んでいます。
上奥の方が、梯子の金棒を通っているところ。段差がわかりますよね。
つぎは、梯子をくぐってきた状態。柄がずれて、矢絣の形に!!!
柄が完成した縦糸は、手前(写真右下方向)の千切り(ちきり)に巻き取られていき、
機場へと送られます。
以前織った時に着物にしたスタッフ・石井の一枚は、
かなり着込まれて、いまではとろりとなんともいえない風合いに。
いつか、その着姿もご覧くださいね。
いまは、機場で織り上げられている最中です!
織りあがり次第、またご紹介させていただきます。
遅くても年内にはマフラーとして製品も出来上がります。
早いもの順!?
*** 詳細お問合せ、お求めは京都本店まで、お願いいたします。***