4月3日 塩野屋の製造工程見学ツアーがありました。
今回は、東京からお越しの3名、
森さま(矢絣御召)、村瀬さま(縞御召)、大和屋さま(飛び矢絣)。
素敵なお着物姿で、いってらっしゃい~!

今日のツアー内容は・・・
(限られた時間内ですので、工房の立地により製造工程順ではありません。)
1.高田精練(たかだせいれん)
反物が織り上がった後に、風合いを調整する大切なところ。
始めからマニアックなところです。(笑)
こちらは、反物生地を練り作業するところ。

今日一枚目の記念写真、パチリ。

2.大本染工(おおもとせんこう)
生地染めをお願いしています。大きな柱に伸子張り(しんしばり)した反物を
ハケで染めていきます。ちなみにこのハケは鹿毛製。


3.三原和裁(みはらわさい)
難しいと言われる御召の仕立てもバッチリの三原さん。
たくさんのプロを育てる和裁学校(京都きものファッションスクール)もされています。

☆佐々木酒造でお土産購入!!
こちらは、俳優・佐々木蔵之介さんのご実家。
昨日までいらしてたとのことで残念~。
でもお父様も素敵で、いろいろ説明いただき、試飲させてくださいました。

*** ここでお昼やすみ ***
ちなみにお昼ごはんは、つち福さんのたぬきうどん。
京都のたぬきは、あまく炊いたおあげさんに、餡がかかってます。
生姜がきいていておいし~!あったまる~!
4.池田撚糸(いけだねんし)
御召貫(おめしぬき)といわれる横糸に強い撚り(より)をかけるところ。
日本にも残り少ない湿式八丁撚糸機に、びっくり。
池田さんと奥様とパチリ。

5.水上絣加工所(みずかみかすりかこうじょ)
長い柱に張られた縦糸に絣を括るところ。張られた糸がきれいです。

紙を巻いて糸で巻きとめる・・・難しい~!

長く巻く時はタイヤのゴムを再利用。早いっ!

これは模型ですが、この梯子(はしご)という機械を作り出したのは水上さんのおじい様。
横じまに染められた糸(梯子・左側)が、この梯子の段をくぐると・・・

矢絣柄(梯子・右側)に変身!わかりますか?

真横から見るとこんなです。

最後に記念写真、パチリ。

6.渡邉加工所(わたなべかこうじょ)
横糸を強く撚る前に、独特の糊つけをします。素材は甘藷でんぷん、姫のり、布のりといずれも
食べられるものばかり。このバランスに秘密があります。
いつも朝の早い作業。今日はもう作業終了していました。天井には糊付け後干された糸が・・・。

暑い作業場からTシャツ姿で出てらした渡辺さんとも記念写真、ぱちり。

7.徳永絣加工所(とくながかすりかこうじょ)
こちらも、縦糸の絣を括るところ。
水上さんは長い場所に柱を立てて糸を張るのに対し、徳永さんは正方形の枠を使います。
ちょうど大和屋様がお召しの飛び矢絣柄がどんな風に出来たか、図案を元に説明・・・納得!?

徳永さんと、奥様とまたパチリ。

8.西村撚糸(にしむらねんし)
塩野屋が仕入れた原糸が一番初めに手渡されるところ。これを横糸用に数本ずつあわせ、
軽く撚りを入れます。各織屋がどんな糸で織っているか、素材の良し悪しを一番よく感じていて、
この数年の日本の絹事情を説明してくださいました。手に持っているのが原糸。まだ堅いです。

奥へ長く続くほの暗い工房で、色々な機械に糸がかかり、回っています。不思議~。



管に巻き取られた白い絹糸が、暗い工房の中で艶々にひかっています。

こちらは、絹糸原糸のラベル帖。昔は各地にあった製糸工場。今は無いラベルばかりです。


そして、今日の最後の一枚、西村さんとパチリ。

本日最後の西村さんの工房を出ると、
ちょうど通りの真西に夕日がきれいな夕日が沈みかけるところでした。
今日はここで終了! みなさまお疲れ様でした~!!!
そして手を止めてお話くださった職人さんたち、ありがとうございました。
それにしても気のせいか、本日は、3名の着物美人の威力で、
いつもより職人さんたちの説明に力が入っていたような気が?(笑)
塩野屋へ戻って一休み。三名様のご感想は???
*柳状縮緬は張りがあって、着物の重さを感じないので
疲れにくく動きやすかったです。
*ツアー内で私の印象に残ったのは、
徳永さんの 「縞も絣であり、絣も縞」という言葉。
飛び矢も大好きだし、今度は15職縞がほしいです。
*実際に自分が着ているものがどんな風につくられているか、
それを知るといっそう愛着がわいてきました。
などなど・・・
皆様も、是非ツアーにご参加ください。
年季の入った道具や職人さんと(笑)、お待ちしております。

