今年もお蔭様で、日本橋高島屋「日本の絹展」、
無事終了いたしました。
暑い中お出かけくださった皆様、ありがとうございました。
まだまだ暑かったので、風羽や浄肌衣、
他は裂の切売りをお求めの方が多かったようです。
ありがとうございました!
この展示会は残り少なくなった国産絹を使った製品を一同に紹介するイベントですが、
今回も様々な出会いがありました。
その中で、東京の八王子で養蚕業を伝え残している
「多摩シルクライフ21研究会」のみなさまが、
展示&実演にいらしておりました。
養蚕業のパネル展示のほか、ちょうど糸を繭を作り始めたお蚕さんを連れてきてくれました
このお蚕さんは皇室でも飼われていることで有名な品種”小石丸"。
日本古来の品種で、小さな蚕さんなので、繭もひょうたん型で小さくかわいい!
そして、糸繰り、角真綿作り、紡ぎ糸作りの各実演も有りました。
ということで・・・
私も角真綿作りを体験させていただきました!
まずは、予め煮繭(しゃけん)された繭
を水に入れて手のひらの上でトントンとふやかして、くらげの様な状態に。
(この作業がナントモ気持ちよい~)
蛹に近いところに指で口を開け、木枠サイズまで引き伸ばします。
木枠の上から引っ掛けて
なるべく縁が厚くならないように気をつけて下へ引き伸ばします。
ころりと出てきた蛹や、殻カスを取り除きます。
これを3枚重ねて出来上がり!
表面が均一の厚さになるのが理想ですが、ナカナカ・・・(笑)。
のこった蛹は鯉のエサになったのかな?
繭には捨てるところはありません~。
*多摩シルクさんでも真綿の販売もされています。