織の道を楽しもう

レポート/日本の絹展~1~多摩シルクライフ21 2006年08月24日 15:47
[ 塩野屋絹だより]

今年もお蔭様で、日本橋高島屋「日本の絹展」、
無事終了いたしました。
暑い中お出かけくださった皆様、ありがとうございました。

まだまだ暑かったので、風羽や浄肌衣、
他は裂の切売りをお求めの方が多かったようです。
ありがとうございました!
日本の絹展_s.jpg

この展示会は残り少なくなった国産絹を使った製品を一同に紹介するイベントですが、
今回も様々な出会いがありました。
その中で、東京の八王子で養蚕業を伝え残している
多摩シルクライフ21研究会」のみなさまが、
展示&実演にいらしておりました。

養蚕業のパネル展示のほか、ちょうど糸を繭を作り始めたお蚕さんを連れてきてくれました
このお蚕さんは皇室でも飼われていることで有名な品種”小石丸"。
日本古来の品種で、小さな蚕さんなので、繭もひょうたん型で小さくかわいい!
小石丸_s.jpg


そして、糸繰り、角真綿作り、紡ぎ糸作りの各実演も有りました。
ということで・・・
私も角真綿作りを体験させていただきました!

まずは、予め煮繭(しゃけん)された繭
煮繭_s.jpg

を水に入れて手のひらの上でトントンとふやかして、くらげの様な状態に。
(この作業がナントモ気持ちよい~)
角真綿作り13_s.jpg


蛹に近いところに指で口を開け、木枠サイズまで引き伸ばします。
角真綿作り15_s.jpg

木枠の上から引っ掛けて
角真綿作り4_s.jpg
なるべく縁が厚くならないように気をつけて下へ引き伸ばします。
角真綿作り5_s.jpg

ころりと出てきた蛹や、殻カスを取り除きます。
角真綿作り8_s.jpg

これを3枚重ねて出来上がり!
角真綿作り9_s.jpg
表面が均一の厚さになるのが理想ですが、ナカナカ・・・(笑)。


のこった蛹は鯉のエサになったのかな?
蛹_s.jpg
繭には捨てるところはありません~。


*多摩シルクさんでも真綿の販売もされています。
多摩シルク真綿_s.jpg


 
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