「塩野屋のテーマのひとつ、「一物全体」。
素材を丸ごと使い切る仕組みをつくりたいと、
桑~蚕、糞、~繭~糸、布、真綿、毛羽などなど
絹にまつわるエコロジーを考えています。
ということで・・・
いろいろ実験中~!今回は桑編をご紹介。
其の一、桑茶。
春の新芽が出るときだけに、限定数でつくる養蚕農家・桐村ご夫妻方式。
新芽を摘んで、蒸して、揉んで、乾燥~。
夏はアイスで、冬はホットで◎
お通じ、糖尿、血液サラサラ・・・
おかげで、お二人は良質繭をつくり続けてくださっています。
つくり方は、こちらをご参照ください! ⇒ ブログ
*ちなみに、新芽の天ぷらも絶品だそう!*
其の二、桑葉の佃煮。
上記のお茶を飲んだ後の出がらし。
柔らかくなって、でもまだまだ栄養が!
そこでもうひと手間。
醤油、味醂を足して・・・佃煮です!(スタッフ・石井作)
かなり、イケマス~!
そして、こちらは先日の絶滅危惧衆イベント後、
出汁をとったタイコウさんの鰹節+昆布を入れたバージョン。
この作者は、アルバイトの友香ちゃん。
其の三、桑葉のフレッシュジュース。
といっても100%ではさすがに「青いっっっ!」となってしまいますので、
りんごジュースベースです。
うーむ!すごいフレッシュ感!青っぽさは全くなし。
今回は、桑葉+りんごジュース+バナナ+メティ(ハーブ)だそう。
この作者は按田優子さん。知る人ぞ知る、乾物カフェの店長・シェフさんです~!
其の四、桑で洗髪。
其の一でご紹介したときに、蒸して揉んだ桑葉をぎゅうぎゅうと絞ります。
当然、絞り汁が出ます。これが美しい髪に良いと、昔の方がこれで洗髪していたそうです。
ということで、実験してみました。
この写真見てお分かりの通り、結構青臭い・・・勇気がいりました。
結果は・・・写真はないのですが、確かに翌日の髪の状態は、ハリ・コシ・ツヤが良い!
これを続けたら、確実に美しい黒髪になりそうな!?
(ただ・・・やはり匂いが多少気になりましたね。笑)
この実験者はスタッフ宮沢です~。
*ちなみに巷では、桑の毛染め、養毛、洗髪剤なども売られています。
まだ試してみたことは、ありませんが良さそうな気もします。*
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もちろん、このほかにも桑の利用方法はまだまだあります。
・桑葉茶(パウダー状)⇒お茶のほか、お菓子や料理に使用。
・桑の根が癌に効くから欲しいと、お客様からお問い合わせ有り。
⇒真偽のほどは、確認中。
・桑の箸・器⇒ 桑は不老長寿・延命の木であることから、
古希など長寿のお祝いに贈られることも多く、桑の箸で食べるとボケ防止になるとか。
・桑白皮(そうはくひ)は、桑の根の皮を乾燥させたもの。
内服での咳止め・鎮痛・消炎などや、美白化粧品の原料としても使用されます。
・桑の実⇒そのままの食用のほか、ジュースやジャム、果実酒、お菓子に!
・桑の木⇒硬くて磨くと美しくなる。江戸指物や、杖、弦楽器材料などに使われる。
・蚕沙(さんしゃ)⇒蚕が食べ残した桑葉の枝や葉脈、糞などを蚕沙といい、牛の飼料としたとか。
もちろん、そのまま牛さんが桑葉を食べることも有り。
どうでしょう。
お蚕さんに食べさせるだけではもったいない桑!(笑)
桑を植えてみたくなった方、桑を増やしたいという方、
塩野屋へお問い合わせください。
*** 詳細お問合せ、お求めは京都本店まで、お願いいたします。***
桑の生葉レシピも募集中です~!
どなたか、美味しい使い道教えてください。