織の道を楽しもう

レポート/「純国産絹 京都三人衆 ~可能性への試み~」 1 2008年11月28日 19:41
[ 塩野屋絹だより]

11月18~20日 蚕糸会館(有楽町)にて、開催された会は、
純国産絹の塩野屋の裂を活かし、京都の技をご覧いただく初コラボレーション展でした。

その三者は・・・
  森康次/日本刺繍「森繍」  
  寺田豊/京絞り「寺田」
  服部芳和/本シボ柳条縮緬「織道楽 塩野屋」  


平日の3日間という短期間でしたが、お蔭様でたくさんの方にご来場いただけ、
「純国産絹」ということへの関心の高さを感じさせていただけました。

会議室をお借りしての会場は、こんな感じに・・・

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受付には、着物美人のお二人
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左:佐々木さん(寺田氏のお客様)、右:仲川さん(森先生のお弟子さん)

受付台には今回使われた純国産の繭
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また、17日夜にはオープニングパーティが開かれ、一般のお客様、そして蚕糸関係者の方も。

まずは、三名でご挨拶。
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左:寺田氏、中央:森氏、右:服部

そして大日本蚕糸会の高木会頭からもご挨拶をいただきました。
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パーティーの華は、バイオリニスト・橋口瑞恵さんによる演奏。
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小袖をまとい、「絹に想いを込めて」と演奏をしてくださった曲は
『プレリュード』J.S.バッハと、『24のキャプリスより 24番』パガニーニの2曲。
弦楽器であるバイオリン、今は金属糸がほとんどだが、絹製の弦で弾く方もいらっしゃるそうで、
お世話になったイタリアのバイオリン店の方に、絹糸の弦のお話、
昔イタリアの蚕が病気で全滅して日本から蚕を求めた話などを聞いていたとのエピソードも
ご紹介くださいました。


下記は橋口さんのバイオリン。
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1740年イタリアジェノバのヨーゼフ・グラツィアーニ作のものを譲り受け、大切に使っているそうです。
時を重ねて使い込まれたもの、美しいですね。

 
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