2005年07月25日
浄肌衣の素材へのこだわり
[絹と健康]
「絹と健康」をテーマに創られた「浄肌衣」シリーズは、1990年の発売以来多くの方々に、ご愛用いただき、数々のお便りをいただいております。
そんな浄肌衣の素材へのこだわりを、是非知ってください。
1.「国産春まゆ」
蚕は家の中で人工飼育される家蚕(かさん)と、野生で育つ野蚕(やさん)の2種類があります。
家蚕(かさん)は現在ではほぼ1年中飼育できるようになりましたが、昆虫である蚕にとって晩春にまゆをつくる方が自然の摂理にかなっています。
春に芽吹いたばかりの桑の葉を食べて育った家蚕がつくるまゆは春まゆと呼ばれ美しくて品質の高い絹糸がとれます。そんな国産の春まゆを塩野屋では選んで使っているのです。
2.「長繊維(ちょうせんい)」
一粒のまゆからは約1200~1500mの1本の糸がとれます。
そのはじめとおわりの弱い部分を除いた真ん中の強い部分(約1000m)を何本か束ねて製糸した糸が原糸と呼ばれる長繊維(フィラメント糸)です。織道楽 塩野屋の製品は長繊維だけを使っています。それらの長繊維をたくさん束ねて撚り上げることでより強い糸になります。
たとえば浄肌衣のボディタオルの1本の糸には、まゆが縦糸で約20個、横糸で約40個、使われています。(一般的なニットの絹製品は、製糸工程でできるまゆ毛羽やくずまゆなどを原料にした短繊維を化繊芯に巻き付けて紡いだ絹紡糸で作られています。そのため洗うと絹糸だけ抜け落ちるなど品質はあまり良くありません。)
3.「強撚糸(きょうねんし)」
浄肌衣シリーズは、横糸に2500回の強い撚り(1mあたり)を入れた強撚糸を織込んでいます。
そのため、水に濡れると横糸の撚りが戻り、生地に独特のシボが生まれます。西陣でも伝統の技法を使っているのです。何度か洗っているうちに縦糸と横糸のバランスがとれ、縮まなくなり、徐々に柔らかい風合いになっていきます。この感覚が浄肌衣の特徴のひとつです。
以上のようなこだわり素材を、製糸から撚糸、製織、縫製にいたる延べ2ヶ月間、50工程をノンケミカル(非化学的処理)と職人達の手作業にこだわって、商品は創られていくのです。
そんな実際の製造工程も見学することができます。
本物の職人技を間近に見ることができるのです。
⇒「柳条縮緬工程ツアー」
貴重な体験と共に、塩野屋の思いに共感いただければ幸いです。
投稿者 orihanzo : 21:04
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2005年07月21日
神棚
[ボクのカンでは]
もう随分前のことですが、神棚を設置しましたので、ご披露します。
塩野屋の46億年の発展を祈って、丹後一ノ宮の籠の神社の豊受大明神を真ん中に、向かって左に岩戸妙見宮のお札、右には今宮神社のお札を納めています。

投稿者 orihanzo : 17:15
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絹製品を長持ちさせるために
[絹と健康]
絹はタンパク質を主成分とした繊維なので皮膚の汗や汚れを吸収しやすく、そのままにしておくと汚れが落ちにくくなり黄変するなど繊維が早く痛んでしまいます。
着用後できるだけ早く汚れを落とすようにしてください。
塩野屋の絹製品はご家庭で手洗いできます。
ぬるま湯に少量のシルク用洗剤をいれて、押し洗いや振り洗いしてください。
汚れのひどいところは軽くたたくようにして洗ってください。 その後、軽く脱水し陰干しして、必要に応じてアイロンをかけてください。
ちなみに、化学染料は絹にダメージを与えるため塩野屋の浄肌衣は、草木染をしています。
草木染は、日光や汗、洗濯によって洗うごとに少しずつ色があせていきますが、塩野屋ではリユース(再利用)の為、染め直しなどもいたしております。
そうやって、修理しながら長くご愛用いただければ、私共としましても嬉しい限りでございます。
投稿者 orihanzo : 17:02
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絹の特性
[絹と健康]
絹には他の繊維とは違う、大きく三つの特長があります。
■吸湿性・放湿性が良い
絹には水分の吸湿性が綿の1.3~1.5倍あり、さらに水分を発散させる放湿性は綿が60分で放出する水分を40分で放出してくれます。
私達は1日2リットル近い汗といっしょに老廃物を出していますが、絹は吸った水分を手際よく吸収・放出するので余分な湿気を残しません。
私たちの生活環境に適合し快適な着心地を保つことのできる繊維です。
■難燃性が高い
絹は衣料繊維の中で最も燃えにくい繊維です。
化学繊維は200度前後で分解、溶融、燃焼し有毒ガスを発生しますが、絹は300~400度にならないと燃えず、有毒ガスも発生しません。
また、溶融もせず肌から簡単に剥離するため万一の時にも安全性の高い繊維です。
■紫外線から肌を守る
絹は一般的に紫外線に弱く黄変するといわれていますが、それは紫外線を吸収する性質があるからです。つまり、絹は有害な紫外線から肌を守ってくれるのです。
さらに、シルクは軽くて涼しいので、夏にはぴったりの衣服ではないでしょうか。
以上の特長から、塩野屋では肌に触れる部分にはシルクが最も良いと考えているのです。
投稿者 orihanzo : 16:57
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絹糸の構造
[絹と健康]
まず、絹糸の構造について、簡単に説明したいと思います。
まずは、どうやって生まれるのかという事から。
絹糸を生み出す蚕(かいこ)は、脱皮を重ね5齢期になると食べた桑の葉から絹たんぱく質を合成します。その後、糸を吐いてまゆをつくり、その中でさなぎとなり、約1~2週間後変態して、蛾となります。
その間、まゆは蚕に必要なモノを外から吸収し、不必要なモノを外に放出する生命維持装置としての働きを果たします。そのまゆから細い糸を引き、それを束ねて絹糸が誕生するのです。
ちなみに、まゆから取れた長い1本の糸は 2本のフィブロインと、それを取り巻くにかわ質のセリシンという 2種類の異なった性質のたんぱく質からできています。(その断面は丸ではなく、三角形なんです。)
絹糸特有の光沢や柔らかさを出すための「精練」という加工によって、セリシンは除去されることが多いのですが、塩野屋の製品は生地に張りを出し、長持ちさせる為に、ある程度セリシンを残しています。
という事で、動物性の100%天然成分から成る糸であるという事を、まずはご理解くださいませ!
投稿者 orihanzo : 16:48
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