2008年09月19日
レポート/「虫のうんこ染め展」@伊丹市 ~その1・蚕のうんこ~
[塩野屋絹だより]
初の試み!なんと、ナント、「虫のうんこ染め展」です!
もとは、伊丹市の昆虫館の方が、
「毛虫から緋色を染めるという津和野地方の風説を知り、
ならば植物を食べる虫のうんこからも染められうだろうという
浅はかな思いつきから”虫のうんこ染め”は始まりました」だそうです!!すごいですねー。
塩野屋もお誘いを受け、京都産蚕の糞を農家さんにせっせと集めていただき
(すぐに食べ残し葉となどと分けて、カラカラに乾燥させないとカビるので、これはなかなか大変!!)、
早速挑戦~!
担当の染色家・倉谷禮子さんにご協力いただき、いくつかのものを染めてみました。
それが、なかなかの出来!?
天然染色ではあまり見ない素敵な色に染まりました。
↑↑↑ シルクニットのシャツを染めたもの。媒染で発色が変わります。↑↑↑
左上から鉄、アルミ、銅媒染。(現物は画像よりもっときれいな色です。)
もともと草木染では緑系の色を出すのはなかなか大変、
黄色系+青系の組み合わせを使うことが多いようです。
植物自体は緑色が多いのに・・・不思議ですね。
あとは、このきれいな緑がどれくらい耐久性があるのか?
今後も色々実験してみたいと思います。
下記は、会場での塩野屋の蚕沙染めの展示模様。
写真ではあまりきれいな色に見えず、残念~すみません。
↑帯揚マフラーや手袋、靴下ほかを展示販売。
↑ニットタンクトップや腹巻。
↑繭や真綿も。
↑そして、染料として蚕のうんこ(=蚕沙)も販売!染め方レシピ付。
***「蚕のうんこ染め」キットは、今後も塩野屋でお分けいたします(限定数)。
詳細お問合せ、お求めは京都本店まで、お願いいたします。***
投稿者 orihanzo : 10:20
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2008年09月10日
商品情報/楽々~正座椅子!
[塩野屋絹だより]
長時間正座のときのお助け役、正座椅子。
”こまめ屋さん”のつくる正座椅子「座々丸」は、空気を膨らませるタイプ。
そのまま持ち運んでも軽く、かさばるときにはぺちゃんこにしてハバッグに忍ばせて。
乗り物などでは枕として使っても便利~だそう!
その「座々丸」を塩野屋特製カバーでつくっていただきました!
今のところ、まだ数個の限定品。
*** 詳細お問合せ、お求めは京都本店まで、お願いいたします。***
ちなみに、ブログで塩野屋のこともご紹介いただいています。
(7月10日~8月1日あたり)
投稿者 orihanzo : 10:51
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繭色変色のナゾ・・・。
[塩野屋絹だより]
これは、今年春に京都で育てた「大造(だいぞう)」という種類の繭。
中国南方系の品種「大造」は小さめの笹繭型で、少し蛍光色がかった黄色が特徴です。
それが・・・
同じ環境に置いていたのですが、左側の繭が、いつの間にか変色していました。
同じ種から同じ場所で同じ時期に育て、ほぼ同じ色(右側の様な色)に出来上がっていた繭なのに、
繭になってしばらくしたら・・・アレ?
色がちがってきていました。
コレハ・・・???
唯一心当たりのある育て方の違いがありますが、それが原因とはまだはっきり言えないとのこと。
ナゾが解けたらまたご報告いたします。
それにしても、ずいぶん違いが出ています。
不思議、ふしぎ、フシギ・・・。
(*この繭は、保存のため切込みを入れて蛹を出した状態です)
投稿者 orihanzo : 10:30
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2008年09月09日
レポート/軽井沢 ファーマーズマーケット出展!
[塩野屋絹だより]
8月7、8日と 軽井沢の星野エリア内 で開かれた
ファーマーズマーケットに出展してきました。
食堂と温泉の間の広場、芝生が広くて気持ちよいのですが、
軽井沢なのに昼間は結構暑かった!!!
避暑地も温暖化?を実感・・・!?
あい間に、おとなり「村民食堂」さんでは、ミニセミナーも開催。
向かって右手が司会のホールフード協会代表・タカコナカムラさん、左が服部。
ホールフード協会さんの主催だけあって、出展者がこだわり揃い。
出展者同志の交流にも花が咲きました◎
首に浄肌衣タオルを巻いて接客中~、三之助豆腐の茂木さん。
真ん中・オリーブオイルのアサクラさんは、シルクファンになったばかりと、
シルク話に花が咲きました。タオルの使い心地いかがでしょう?
右・自然酵母のパン味輝さん、
夕方は、ワイルドツリーさんの蜜蝋でキャンドルナイトに。
他、出店者は下記の通りでした。
味輝(パン)・エコ雑貨倶楽部(雑貨)・もぎ豆腐・タマノ(酒)・アルコイリス(オイル) ・
KanbutsuCafe(お菓子)・アサクラ(オイル)・ボディクレイ(ねんど石鹸)・
ワイルドツリー(蜜蝋キャンドル)・メイドインアース(コットン)・OEC Market・
軽井沢サラダファーム(野菜)・北軽井沢高原牧場(牛乳)・アトリエノマド(野菜)・
塩野屋(絹織物)
投稿者 orihanzo : 18:55
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2008年09月05日
群馬県富岡市の旅 その2・桑のどどめアイス???
[塩野屋絹だより]
八月初旬、久しぶりに群馬の富岡市へ。
また おやきの店「いと」さんへ行っておやつを調達。
今回は、8月限定のカレー味に挑戦!
もちろん、カレーも手作りで美味しかったです~。
そして気になったのが”どどめアイス”!?
”どどめ”といえば、”どどめ色”といいいますが??え?
そう、どどめとは桑の実の事をいい、
どどめ色とは桑の実の熟したものの赤紫の色をいうのですね。
桑の実食べて、指がどどめ色になった~、と言うわけです。
もちろん、すぐにいただいてみました!
こんな感じ・・・
手作りのアイスクリームに、自家製桑の実を混ぜたもの。
お初の味!美味しいっ!
そして帰りには、大竹裁桑園さんの畑を見て、
副業(本業?)の玉ねぎをいただいてきました。
こちらの玉ねぎ、北関東一の出荷量を誇るとのことで、
倉庫(昔は蚕を飼っていた)には、玉ねぎ、玉ねぎ、玉ねぎ・・・
空気スプレー(?)で、外のヨゴレを少しとって、ピカピカにして出荷します。
スライスして晒さずに生でいただいても甘~くて美味しい!!!
と、”美味しい”ネタばかりのご紹介でした。
ごちそうさまでした!
*************
最後に大竹さんが見せてくださったのは、養蚕の神様の像。
手には大切そうに桑の枝を持たれています。
どなかたからのいただき物で、長く大切にされているそうです。
投稿者 orihanzo : 19:27
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いっせいにゴハン!
[塩野屋絹だより]
穴だらけの桑の葉!!!
良く見ると、葉の下から蚕たちが顔を覗かせています。
蚕は、葉の下から食べる(または、横端から)ので、
大きな葉をいっせいに食べ始めるとこんな状態になったりします。
かわいいですね。
ちなみにこの蚕ちゃんたちは、小石丸の3齢くらい。
この葉の下だけで何十頭いるのかな。
日本橋高島屋の「日本の絹展」でご一緒した
秋山眞和先生が連れていらした蚕たちです。
投稿者 orihanzo : 19:14
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