2006年02月28日
静かな時間・・・ 「ぎゃらりぃ 澤」さんにて
[塩野屋絹だより]
昨年ご近所にOPENされた「ぎゃらりぃ 澤」さん。
やはりかつては、御召などを織られていたそうです。
現在は住まいとされていた町家の建物ですが、
器や布が並ぶギャラリーを開かれました。
ちょうど普段使いの急須を探していたので、雨の中お尋ねしてみました。
入り口には手作りの看板と暖簾。

長い石畳の先で店主・澤康恵さんがお出迎え下さいました。

お店入り口脇には、こんなプチカフェ&らいぶらりーも。

中はやはり典型的なうなぎの寝床の様に長いつくりですが、
襖や障子がはずされて明るいたたずまいに。

古い金庫までが歴史を物語っていました。

おいしいお茶までいただき、ほっこりのひと時でした。

皆様も是非、お立ち寄りになってみてはいかがでしょう。
*「ぎゃらりぃ 澤」連絡先*
京都市上京区大文字町264
(元誓願寺通 七本松通東入ル)
TEL/075-465-1087
投稿者 orihanzo : 18:43
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2006年02月17日
商品情報/足袋のイージーオーダー承ります
[塩野屋絹だより]
おしゃれは、美しい足元から・・・
ということで、今回の展示会では、“足袋のお誂え”も承ります。
お客様の足型、サイズをおはかりさせていただき、
数あるタイプの中からぴったりのものをイージーオーダーとなります。
こちらの写真がその採寸道具!どうやって計るのか…???(笑)

ちなみに、写真足袋は同22cmサイズのものですが、
左側が甲幅の広い方用、右が細めの方用。
足袋は大きくゆるい方がラク、というわけではありません。
やはりぴったりのものを履く方が美しく、ラクなのです。
お値段も、通常のものとさほど変わりません。
1足からOKですので、是非一度お試しください。
ぴったりサイズの足袋で足元を美しく見せましょう。
投稿者 orihanzo : 16:51
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商品情報/本シボ柳条縮緬に合う “名物裂帯”
[塩野屋絹だより]
今回の京都店展示会では、
本シボ柳条縮緬に合う“名物裂”の帯も紹介いたします。
“名物裂”とは、鎌倉時代より現在に伝わるもの。
茶の湯の世界で大切に扱われてきた染織品です。
それぞれの柄に銘と由来があります。
その“名物裂”が帯用に織り出されています。
軽くて締めやすい名古屋帯ですが、もちろん格がありますので、
お茶席ほかに失礼なくお出かけいただけます。

ちなみに写真の柄は
左側黄系:船越間道(ふなこしかんどう) と 右側緑系:吉野間道(よしのかんどう)。
派手でなく、古くさくもなく・・・。
塩野屋の本シボ柳条縮緬と併せておすすめいたします。
*東京方面のお客様へ*
3月京都館展示会でもご覧いただけるようにするつもりでおります。
ご興味おありの方、ご連絡いただければ幸いです。
⇒ ori@shiono-ya.co.jp
投稿者 orihanzo : 16:21
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2006年02月15日
雪裏梅花開(せつりにばいかひらく)
[塩野屋絹だより]
展示会に向けて、梅の開花状況が気になり、
少し雨がちらつく中、天神さんへ行ってみました。
今年はとても寒かったので咲いてるのはごくわずかでしたが、
この寒さの中でもしっかりとつぼみを膨らませている
梅のかわいらしさはなんとも言えず愛らしく・・・
25日の梅花祭頃にはきっとたくさんの花が咲くことと思います。

天神さんのお使いの牛さんが、あちらこちらでお出迎えしてくれます。

本シボ柳条縮緬着物レンタルで、天神さんへ梅を見に行きましょう。
春は、もうすぐそこですよ~!

詳しい速報はコチラへ⇒ 梅園公開
*おまけ*
天神さん参りのお楽しみオススメは・・・
天神堂さんの焼餅と澤屋さんの粟餅!
どちらにするか、迷いますね~。(笑)
(ちなみに天神さんのご主人は、塩野屋社長の同級生なのです。)
地図詳細はコチラへ⇒ 西陣の菓子
投稿者 orihanzo : 12:58
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2006年02月13日
商品情報/絹マスク!?モニターテスト中~
[塩野屋絹だより]
塩野屋の社長も数年前より花粉症となってしまいました。
例年のように、これからしんどい季節がやってまいります…。
しかし!
今年は念願かなって試作絹マスクが出来上がりました。
1月の伊勢丹催事の時にも、何名かの方にお分けいたしましたが、
なかなかのご好評をいただいております。
↓こちらがその試作品。
マスク自体はもちろん、浄肌衣生地(絹100%)。
その中に、繭5個を綿状にした特殊なものを浄肌衣・プチタオルに包み、

↓お好みの厚さ加減で差し込みます。
(そう、マスクは二重になっていて、ポケット状になっています。)

↓こんな感じです!
紐部分はゴムを入れておりませんので、結んで長さを調節。

ちなみに、草木染したものもございます。
使い捨て紙マスクが流行っていますが、
こちらのほうが断然具合がよいのでは!?
もちろん肌触りもよく、蒸れません。
マスクの二枚重ねのところに入れるとその絹の機密性で
病原菌や花粉を除去できる可能性が増すであろうと
考えております。
花粉は昨年より大幅に少ないとの予想ではありますが、
早いところでは2月15日くらいから飛散予想とのこと!!!
マスクをはめて、備えあれば憂いなし!?
もちろん、風邪対策や、
喉を痛めないよう夜寝る時にもよいようです。
絹マスクにご興味のある方は、
京都本店宛お問い合わせください。
TEL 075-461-1995 (FAX・1997)
e-mail ori@shiono-ya.co.jp
投稿者 orihanzo : 16:35
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2006年02月10日
絣御召、勢揃い。
[塩野屋絹だより]
京都店にフラリとお立ち寄りくださったのが、
絣括り職人の水上さんの奥様とお嬢様。
お二人お揃いで、お父様が以前にお作りになられたという
絣御召姿でした。
さすがに、いずれも今では中々出来ない様な手の込んだ柄でした。
記念に社長・服部と一緒にパチリ!

ちょうど出張に来ていて矢絣(水上さん作)を着ていた
東京スタッフ・宮沢もパチリ!

普段は無口な水上さんが、実はとてもマイホームパパであるという
内緒話まで伺えました(笑)。
水上さんご本人は、こちらでご覧いただけます。
⇒ 絣加工・水上政行
投稿者 orihanzo : 15:45
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ブチッ!!!?鼻緒がきれました。
[塩野屋絹だより]

過日の出張先で、会場に向かおうとして駅へ歩いている時にブチッッ!!!?
突然鼻緒が切れ、一歩も歩けなくなってしまいました!
タクシーを拾おうにも歩道と車道が離れている変な通りで無理。
たまたま、前日着ていた洋服&ショートブーツ持っていたのでそのブーツを取り出して
足袋の上から履きました。
その時間帯はまさに通勤時間で皆様の目線が突き刺さりましたが、
知らん顔してそのまま駅まで歩いて電車に乗って、会場へ。
そこで近所に住んでいる知り合いの方に泣きついて、履物をお借りしました。
いまどきは、時代劇で見るように「お嬢さん、鼻緒が・・・」と言って直してくださる
ような方はもちろんいませんから、応急措置を知りたいと思いました(笑)。
そこで、先日浅草に行った折、その草履をかった履物問屋・長谷川さんへ。

事情をお話しすると「いまどき、下駄の鼻緒が切れることはあっても、
草履はめったにないですよー。それでも、長年履き込んでいたし、
最近は化繊の鼻緒芯がおおいのだが、これは麻芯だったから」ということでした。
早速、鼻緒を選びなおし、すげ替えていただきました。


併せて、鼻緒が切れたときにコケかけて(笑)つけた爪先の傷に
黒い靴クリームを塗って目立たなくしていただき、
さらにかかとも変えていただきました。

新しく生まれ変わった草履!!!

頼りになる職人さんがいらっしゃるので、とても助かります。
これでまたしばらくお世話になれそうです。
ありがとうございました。
履物問屋「長谷川商店」さんは・・・
台東区雷門2-19-1
電話 : 03-3841-0144
*問屋さんなので、土日祝日お休みです。*
投稿者 orihanzo : 15:30
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真冬の生命力 その2「ホース(精神)に水」
[ボクのカンでは]
に水_s.JPG)
冬には、水が氷という固体になるなんて、
一番すごいこと!
それによって寒さを防ぐのではないかと・・・
僕のカンではみえるんですが!
投稿者 orihanzo : 14:41
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真冬の生命力 その1「葱のリユース?」
[ボクのカンでは]

冬の寒さにも耐えて、ネギは生きています。
頭を切られても、しばらくすると、
雪の積もった土の上に白い部分を伸ばすネギには脱帽です。
僕のカンでは、人間より植物の方が生命力はある!
そして・・・

誰かが言っていた「切った葱の残りを育てると、青い葱が少し出てくるよ」
という言葉を信じて、自家製の屋上葱を再度育てています。
葱の根も上手く残しているところ。
さすが、僕のカンでは、発起!!
投稿者 orihanzo : 14:37
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繭の保存
[ボクのカンでは]

屋上に吊るされた袋の中は、
昨年秋に京都・福知山で育てられた繭。
この中に蚕がぬくぬくと眠っている?
イヤ本当は、すでに冷凍保存された繭を冬の寒風の中で、
自然乾燥させているところです。
僕のカンではすばらしい糸が採れるはず!!
*ちなみに、最近は熱風乾燥させて保存するものがほとんどです。
もちろん、糸が切れないうちに(蚕が蛾になって出てくる時に、
繭を破ってきてしまうと1本の糸につながらなくなるから)蛹を
殺してしまうためのものですが、熱風乾燥だと、
同時に繭の糸の水分も抜けてしまいます。
後の糸繰りの際にお湯で煮るとはいえ、やはりある程度のダメージは
否めません。
他に、塩蔵という方法もありますが、手間もかかります。
投稿者 orihanzo : 14:25
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2006年02月09日
足袋洗い用ブラシをゲット!
[塩野屋絹だより]
先日久しぶりに通った浅草の伝法院通り。
看板などが統一され、とても明るく楽しい通りに変身していました。

まずは入ってみた1軒が、刷毛ブラシ専門店「かなや刷子」さん。

優しいご夫妻お二人でお店番をされていました。

私の質問にも丁寧にお答えいただき、
結果購入したのが、ミニ箒(取っ手が曲がっていて面白い形!)と
足袋の底を洗うためのブラシ。


まだ未使用なので、使い心地報告はまた今度!
着物関連では他に、シミ落とし用などもありました。
是非一度お尋ね下さい。
投稿者 orihanzo : 20:24
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猫に足を踏まれました・・・
[塩野屋絹だより]
事務所からの帰宅途中、時々出会う猫がいます。
夕方になるととあるお家の前で黙って座っていますが、
人が通ると黙って近づいてきます。

いつもは暗い中で見ていて、おばあちゃんみたいだと思っていましたが、
こうして明るい中で見てみたらおじいちゃんみたいな顔?

着物を着てるんだよ~、と言っても通じるわけがなく
毛をいっぱいくっつけられました。
おまけに、泥足で白足袋を踏まれ・・・
ばっちり足跡が。(笑)

投稿者 orihanzo : 19:54
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[2]医も衣も同じ目的
[喜右衛門のひとりごと]
私、喜右衛門は塩野村から三日三晩かけて歩いて京の都に来ました。
伊勢街道を逆に沿って都を目指しましたが、暑い日差しは若い体にも辛かったのを覚えています。
なにせ重い荷物を背負っての一人旅。
服部家の代表として塩野村から選ばれた重責も多少ありましたが、
織物の街である京都のオオトネリ(大舎人)の地を踏むことを思い浮かべれば、
苦労も吹っ飛ぶひとり旅でした。
後に西陣と呼ばれるこの織物の街こそ塩野屋が14代も続く場所であり故郷となりましたが、
当時はまだ家もまばらな京都の北のはずれでした。
江戸時代は長男が家督を相続するのが慣わしで、次男以下は自分の道を探して新しい家族を作り
又その次男が新しい家族を作るという風に、家父長制度を奨励して新しい社会を目指した時代でもありました。
それ以前の忠義が人の道という武士道社会が崩壊して、物資に限りある中で経済を振興して戦いのない平和な世の中を創ろうとする企てが江戸のコンセプトと私・喜右衛門は観ます。
服部家にとっては医も衣も同じ目的のための仕事でした。
つまり、長男が塩野村で医者をしていたのと私・喜右衛門が織物屋を興したのとは同じ想いを貫いたことであり、
服部家にとっては奈良時代に中国からハタオリベとして日本に来たことへの先祖帰りでもあったと思います。
何しろ電気も水道もガスもない時代に、縮緬織を日本で初めて創ろうと言うものですから大変なことでした。
次回からは、江戸時代は何が必要と社会が思ったのか?何が大切と人々は考えたのかなど
私なりに喜右衛門のお話を致しますので独り言としてお付き合いくだされば嬉しいです。
投稿者 orihanzo : 19:11
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[1]喜右衛門のルーツ
[喜右衛門のひとりごと]
喜右衛門である私は江戸時代の前期の1600年代の中頃に生まれました。
というのもまだ戸籍も確立していない社会情勢だったから生年月日は不明です。
今の滋賀県近江の国の現在は甲賀郡甲南町塩野という地に生まれた漢方医の次男坊でした。
元は、奈良に都が有った頃、薬師寺建立の時に鋳造技術者らと一緒に日本に渡ってきた帰化人
(中国から帰化した)の織物技術者スペシャリスト集団。
ご存知、忍者・服部半蔵も同じ一族らしいのです。
今で言えば拉致されたとは思いませんが、家族を捨てて単身日本の奈良の都に来たことを思うとき
心は悲しさで一杯になります。その後、京都の平安京に都が移されたときに、
奈良から東の地に領地を開拓する命により移り住んだとあります。
一方、一族は三重の伊賀にも移り住み、今も服部家が残っています。
後の世では甲賀・伊賀と主を異にして戦わねばならない運命も悲しいことでした。
今の時代のほうが平和で楽しいことも一杯ですが、それなりに江戸時代の日本も素晴らしい文化と
日本人としての人間性を育んだ時代でも有りました。
もちろん戦いや不文律も一杯ありましたが、みんなが力をあわせて新しい社会を創り出した、
「戦いのない平和な社会」そんな魅力のある時代でした。
これから「喜右衛門のひとりごと」としてコーナーを持つにあたってひとこと
自己紹介など致しました。次回からまず江戸を背景にいろいろ独り言を言います。
よろしくお付き合い下さい。
投稿者 orihanzo : 19:05
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